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「リノベして後悔はなかったの?」
こう聞かれると、少し言葉に詰まります。後悔が「少ない」というのが正直な答えで、むしろ「書くネタがなくて困る」くらいでした。後悔したところを出すのが苦しかった──そういう意味で、このブログで一番まとめにくかった記事です。
それでも、ないものをあるように書いても読んでいる方の参考にはなりません。実際にあったことだけ、正直に書いていきます。
結論:「やらなければよかった」はゼロ。ただし小さな後悔は5点ある
990万円のスケルトンリノベが終わって約8ヶ月。「リノベしなければよかった」と思ったことは一度もありません。ただ、「もう少しこうしておけばよかった」「知らなかったせいで遠回りした」という点はあります。
全体としての満足度は高い前提で、正直に挙げていきます。
後悔その1(最大):性能証明書にたどり着くまで、工事完了から8ヶ月かかった
リノベで一番手こずったのは、工事でも業者選びでもなく、工事が終わったあとの書類でした。税務署から手紙が2回来ています。
1通目:「書類が届いていません」
年末調整を終えて、年が明けてしばらくした頃に税務署から手紙が来ました。必要な書類が届いていない、という内容です。実際そのときは何も出していませんでした。指示されているであろう書類に見当をつけて提出しました。
2通目:「性能証明書が出ていません」
6月末に書類を出したあと、また手紙が来ました。今度は性能証明書が出ていない、という内容です。出したつもりでいたので驚きました。
確認すると、私が提出していたのは、検査機関(株式会社GAI建築確認)が発行した別の書類でした。グリーンリフォームローンを借りるために検査してもらった会社だったので、てっきりこれが該当書類だと思い込んでいたのです。性能証明書とは別物でした。ここが一番の落とし穴でした。
ウッディホームで出せると分かるまで
ではどこが出すのか。工事をしたウッディホームに聞いてみたところ、営業担当が社内で調べてくれて、ウッディホームで発行できると分かりました。費用はかかりませんでした。
ただ、そこからも時間がかかりました。依頼してもなかなか出てきません。総務に問い合わせると「しばらくしたら連絡が入る」とのことでしたが、それでも届かず、催促のメールを出しました。返ってきたのは、担当者が退職したのでさらに時間がかかるという返事でした。
リフォームをすれば減税を受ける人は多いはずなので、どこも慣れている書類だろうと思っていましたが、そうでもないのかもしれません。正直、少し諦めかけていました。
8月10日頃、突然封書が届きました。そして8月15日、税務署に送りました。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2025年12月10日 | 工事完了 |
| 年明けしばらく | 税務署から1通目の手紙。「書類が届いていない」 |
| 見当をつけた書類を提出 | |
| 2026年6月末 | 税務署から2通目。「性能証明書が出ていない」 |
| 提出済みだったのは検査機関が出した別の書類だと判明 | |
| ウッディホームに相談 → 自社で発行できると判明(費用は無料) | |
| 2026年8月10日頃 | 性能証明書が届く |
| 2026年8月15日 | 税務署へ提出。工事完了から8ヶ月 |
| 現在 | 結果待ち |
教訓は2つです。ひとつは、検査機関が出す書類と性能証明書は別物だということ。ローンのために検査を受けていると、これで足りていると思い込みがちです。もうひとつは、性能証明書がどこで出せるかは、まず工事をした会社に聞くということ。うちの場合は施工会社が出せました。
減税や補助金というだけで「役所か専門機関の話」だと身構えてしまいましたが、そこで止まっていた時間が一番もったいなかったと思います。
なお、住宅ローン減税の結果はまだ出ていません。書類を送ったばかりなので、判明したら書きます。借入と検査機関の経緯はグリーンリフォームローンを借りるまでの全記録に書いています。
後悔その2:物入れが真っ暗だった(スイッチの動線を確認していなかった)
トイレの前に食品ストック用の物入れを新設しました。よく使う棚です。ここに照明がなく、最初はいつも暗い中で棚を手探りしていました。

問題はスイッチの位置です。台所から物入れを使おうとすると、わざわざ玄関側のスイッチまで行って点灯させてくる必要がありました。1日に何度もある動作なので、地味に不便でした。

対策として、棚に引っ掛けるタイプの人感センサー付きLEDライトを後付けしました。

これで不便は解消しましたが、設計段階で気づいていれば後付けは不要でした。打ち合わせのとき、スイッチの位置を動線と合わせて確認する視点が足りていませんでした。
後悔その3:ベッドをフレームごと買い替えてしまった
リノベに合わせて寝室のベッドも全部処分し、フレームとマットレスを新調しました。元のベッドがカビ臭かったためです。
「せっかくだから全部新しくしたい」という気持ちがあったことは否定しませんが、その分コストがかかりました。マットレスだけ交換するという選択肢もあったはずだと、今は思います。
後悔その4(懸念):出窓の天板が日焼けしてきている
後悔というよりは現時点での懸念です。出窓の天板が日光の当たりやすい場所にあり、表面に凹凸のような質感が出てきています。現時点で実害はありませんが、今後どうなるかは気にしています。

後悔その5:引き戸を全箇所には実現できなかった
もともと複数の場所を引き戸にしたいという希望がありました。採用できたのはウォークインクローゼット(シューズクローク側・廊下側)の2箇所のみです。
寝室・子供部屋・トイレ・風呂場・洗面所については見送りました。引き戸は場所を取り、コストがかかり、電気の位置変更も必要になります。「こだわりすぎると生活の質が落ちる」と判断した結果なので、後悔というより納得した選択です。ただ、全箇所は実現できなかったという事実として残ります。
ちなみに、後悔しかけてやめたこと:エアコン2台目
リノベ時にエアコンを2台導入しました。本体70,000円+施工費70,000円で、1台あたり14万円です。
入居してしばらくは2台目をほとんど使わず、「これは要らなかったかもしれない」と思っていました。ところが7月からはフル稼働です。結果的に、付けておいて正解でした。なければないで慣れたとは思いますが、あると快適です。
後悔リストから外した項目ですが、住み始めてすぐの判断は当てにならないという例として残しておきます。一年を通してみないと、要る要らないは分かりませんでした。
まとめ:知っておけば防げたこと
リノベ全体に対する満足度は高いです。「やらなければよかった」という項目は今もひとつもありません。ただ、知っておけば防げたことはあります。
- 検査機関が出す書類と、減税に使う性能証明書は別物。ローンのために検査を受けていても、それで足りているとは限らない
- 性能証明書がどこで出せるかは、まず工事をした会社に聞く。うちは施工会社が無料で出してくれた
- 書類は早めに動く。担当者の異動・退職で止まることがある。うちは工事完了から8ヶ月かかった
- 照明とスイッチの位置は、動線と合わせて打ち合わせで確認する。設計段階で気づかないと後付け対応になる
- 設備の要不要は、一年住んでから判断する。使わないと思ったエアコンが、夏になってフル稼働になった
- 家具は「ついでに全部」と考えない。本当に替えるべき部分だけを見極める
正直に言うと、「後悔したところを出してください」と言われても困るくらい、全体としての満足度は高い状態です。これが偽らざる実態です。
▶ 後悔を減らす一番の近道は、業者を比べることでした
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