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リノベを決めたきっかけは何だったのか。うちの場合ははっきりしています。57歳での転職です。
もっと言うと、転職で「何歳まで、いくらくらいで働けるか」が読めるようになったことでした。それまでは、1,000万円近いお金を家にかける話を、自分から切り出せる状態ではありませんでした。
転職活動からリノベを言い出すまでに何があったのか。金額を伏せるところはありますが、それ以外は実際にあったことをそのまま書きます。
結論:転職で老後の収入が計算できるようになり、「1,000万円までならやれる」と分かった

| 時期 | 年齢 | できごと |
|---|---|---|
| 2023年頭 | 55歳 | 転職活動を始める |
| 2023年末〜2024年 | 56〜57歳 | 書類が通るようになる。面接まで行ったのは30社近く |
| 2024年12月 | 57歳 | 今の会社の面接 |
| 2025年1月 | 57歳 | 内定(内定が出たのはこの1社だけ) |
| 内定のあと | 57歳 | 家のリビングでライフプランを計算し直す →「1,000万円までなら十分やれる」→ 妻に切り出す |
| 2025年2月23日 | 57歳 | 1日でTOTOとLIXILのショールームを回る |
| 2025年3月下旬 | 57歳 | 4社に見積もりを依頼 |
| 2025年4月 | 57歳 | 今の会社に入社 |
| 2025年5月 | ─ | ウッディホームに頭金346万円を支払う |
| 2025年12月10日 | 58歳 | 工事完了(契約990万円・補助金を引いた実質943万円) |
内定から、妻とショールームを回るまで1ヶ月半ほどです。そこから先はかなり速く進みました。
前の会社のままでは、老後の収入が読めなかった
前の会社は、小売会社の物流倉庫でした。2019年に入社した、6社目の会社です。
50代になると、業績に関係なく給与を下げられる空気が出てきました。定年は60歳で、その後は時給に下がる予定でした。
リフォームしよう、とはずっと言っていませんでした。言えなかった、が正確です。
60歳で定年になり、年収500万円以下でその後を過ごすことになっていたら、うちは確実に破綻していたからです。
実際に計算した数字は、もっと少なくなります。アルバイトで働く前提で、時給1,200円・1日8時間・月21日・12ヶ月です。
| 時給 | 1日の時間 | 月の日数 | 月数 | 年収 |
|---|---|---|---|---|
| 1,200円 | 8時間 | 21日 | 12ヶ月 | 約242万円(2,419,200円) |
そこに1,000万円近い工事の話を持ち出せるはずがありませんでした。
転職は今回が初めてではありません。前の会社が6社目で、今の会社は7社目です。
いちばん最初の会社に定年まで残っていれば、退職金が3,000万円くらいは入っていたはずです。転職を重ねてきたので、その3,000万円はうちの蓄えには入っていません。60歳からの収入は年242万円ほど。これが、リフォームを言い出せなかった前提でした。
何百社応募して、面接まで行ったのは30社近く。内定は1社
| 項目 | 実際 |
|---|---|
| 応募した数 | 何百社 |
| 面接まで行った数 | 30社近く(2023年末〜2024年) |
| それ以前の面接数 | 3〜4社行ければ良い方だった |
| 年齢で断られたこと | 2024年(56〜57歳)はなかったと思う |
| 内定 | 今の会社の1社だけ |
業種より、職種にこだわった
受けた業種はいろいろです。そのかわり職種にはこだわりました。総務・人事が長かったので、その職種で応募しています。間口はあまり広げていません。
2023年の終わりごろから、書類が通るようになった
応募したのは何百社です。それ以前は、面接に3〜4社進めれば良い方でした。それが2023年の終わりから2024年にかけて、書類が結構通るようになり、面接まで行ったのは30社近くになりました。
理由ははっきりとは分かりません。自分の見立てでは、潮目が変わったというより、人手不足と景気の回復が後押ししたのだと思っています。年配の人でも採らないと回らない、ということなのでしょう。2024年は、年齢を理由に断られたことはなかったと思います。
内定は1社だけだった。だから決めた
内定が出たのは、今の会社だけでした。いくつかの内定を比べて選んだわけではありません。1社だったから決めた、というのが正直なところです。
決めた理由を挙げると3つです。前にも経験のある業界だったこと、面接で感じが良かったこと、会社として安定感があると判断したこと。
条件はこうなりました。
| 前の会社 | 今の会社 | |
|---|---|---|
| 定年 | 60歳 | 63歳 |
| 定年後 | 時給に下がる予定 | 65歳まで給与はほぼ変わらない |
| 役職定年 | ─ | なし |

ちなみに、転職が決まったあとで、前の会社はM&Aで買収されています。結果的に、いいタイミングでした。
内定のあと、リビングでライフプランを計算し直した

内定をもらったあと、家のリビングで、2010年から使い続けているライフプランのシートを開いて計算し直しました。勘案したのは次のとおりです。
- 今の会社での年収
- 63歳で定年になったあと、65歳までの再雇用の給与
- その後、年金をいつから受け取るか
- その時期にアルバイトで必要になる年収
- その間の蓄え・運用・取り崩し

具体的な金額はここでは伏せます。出た結論は、「1,000万円までなら十分やれる」でした。
65歳から先に何で稼いで、いつ年金に切り替えて、そのあいだに貯金をどれだけ取り崩すか。そこまで並べて、はじめて上限が出た、という計算です。
「リフォームしよう」と言ったら、妻は「ふーん」だった
計算が終わって、妻に切り出しました。
反応は「ふーん」という感じでした。なんとなく現実味が感じられなかったようです。
そこから、少しずつ頭の中を整理していったのだと思います(本人に確かめたわけではありません)。だんだんノリノリになってきました。リノベに対して動きが速くなり、どんどん進めていきました。
実際、内定が2025年1月で、TOTOとLIXILのショールームを1日で回ったのが2月23日です。3月には希望リストを作り、3月下旬には4社に見積もりを頼んでいます。
予算は「3桁」が本音だった
業者には、予算を「1,000〜1,200万円」と伝えていました(5社に見積もりを頼んだ話に書いたとおりです)。
ただ、本音は1,000万円以下の3桁です。無理なら1,200万円くらいまで、という意味で幅を持たせていました。家で出した「1,000万円までなら十分やれる」の上に、相手の出方を見るための余地を足した形です。
| 段階 | 金額 |
|---|---|
| 家で出した上限 | 1,000万円まで |
| 業者に伝えた予算 | 1,000〜1,200万円 |
| ウッディホームの初回見積もり | 860万円 |
| 最終的な契約金額 | 990万円 |
| 補助金47万円を差し引いた実質負担 | 943万円 |

契約は990万円で、3桁に収まりました。
なお、転職1年目だったので、ローンの審査で借入額が減るかもしれないという話は出ていました。結果は減額なしです。その経緯はグリーンリフォームローンの記事に書いています。
まとめ:リノベを決められたのは、老後の収入が計算できるようになったから
- 前の会社は定年60歳・その後は時給。アルバイトの計算で年約242万円。そのままなら確実に破綻していたので、リフォームの話は言えなかった
- 転職活動は職種(総務・人事)に絞った。応募は何百社、面接30社近く、内定は57歳で1社
- 今の会社は定年63歳・65歳まで給与ほぼ変わらず。これで65歳までの収入が読めるようになった
- 内定のあと、年金の受給時期と65歳以降のアルバイト収入まで入れて計算し、「1,000万円までなら十分やれる」と分かった
- 妻の最初の反応は「ふーん」。そこから1ヶ月半でショールームを回っていた
- 業者には1,000〜1,200万円と伝えたが、本音は3桁。契約は990万円で収まった
リノベの予算は、見積もりを取る前に、家の中で決まっていました。うちの場合はそれが転職と一緒に来た、という話です。
▶ 予算の幅を決めたら、あとは複数社の出方を見る
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やっさんでした。

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